イランの反発、予想外だったトランプ氏 危うい「実績」

有料記事イラン司令官殺害

ワシントン=土佐茂生 香取啓介 テヘラン=杉崎慎弥 ワシントン=渡辺丘
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 米国とイランの一触即発の危機は、沈静化に向かった。ただ、両国の緊張関係が抜本的に改善する見通しは立たず、米軍がイランの司令官を殺害した正当性にも疑問がくすぶる。トランプ米大統領の外交は、世界を揺るがし続けている。

 「米国はすばらしい軍と装備を持っているが、軍事力は使いたくない。米国の軍事と経済両面の強さが最大の抑止力だ」。8日にホワイトハウスで声明を発表したトランプ氏は、こう語った。

 2016年大統領選で、泥沼化する戦争を終わらせ、米兵を帰還させることを公約に掲げたトランプ氏は、イランとの全面衝突を回避したいのが本音だ。再選を目指す11月の大統領選を控え、その思いはさらに高まっているとみられる。

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 米メディアによると、イスラ…

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