山口)「女性のような男性」番組、教訓は?弁護士に聞く
聞き手・伊藤宏樹
テレビ山口の情報番組「週末ちぐまや家族」が昨年11月、街頭で取材した性的少数者の人を「女性のような男性」と紹介した。多様な性への理解が広がりつつある中、今回の件をどう教訓にすればいいのか。性的少数者の人権に詳しく、「LGBT支援法律家ネットワーク」の一員の山口県下関市の弁護士、鈴木朋絵さん(43)に聞いた。
――テレビ山口の放送をどう受け止めましたか。
「性的少数者について無知で無礼な内容の番組が堂々と作られ、ショックを受けました。まずリポーターが『女性なのにオイル交換?』と尋ねたことが疑問です。女性にはできない、と決めつけているからです。そのうえ親族から聞いた戸籍上の性というプライベートな情報を本人の同意なく放送し、『珍 女性のような男性』と字幕を出す……。がくぜんとしました。人権への理解がないですね」
ここから続き
――今回の放送では、心と体…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら