ゴーン被告逃亡、英国元軍人も関与か ドバイ企業CEO

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ドバイ=高野裕介
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 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)罪などで起訴=が不法に出国してレバノンに逃亡したとされる事件で、英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)は6日、英国の元軍人と、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある企業が逃亡に関与している疑いがあると報じた。前会長についてはこれまで、米陸軍特殊部隊出身とみられる男性ら2人が関わったと米メディアが伝えている。

 前会長は、昨年12月29日、関西空港からトルコ・イスタンブールにプライベートジェットで出国したとみられている。同紙によると、逃亡に使われたプライベートジェットのチャーター料金の先払い分として、ドバイの企業がトルコの航空会社に17万5千ドル(約1900万円)を支払った。残りの17万5千ドルについては未払いのままだという。

 この企業は英国の元軍人マイク・ダグラス氏の関連先だという。同氏はドバイを拠点に航空・物流サービスを手がける企業の最高経営責任者で、中東のイラクやアフリカのソマリアなどの事業にも携わっている。同紙の取材に対して、費用の支払いや関与を否定しているという。

 トルコの航空会社は、ゴーン…

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