納期「5度延期」のスペースジェット試験機完成 三菱重

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初見翔
【動画】国産ジェット旅客機「スペースジェット」の新型機完成、道路を横断して県営名古屋空港へ=初見翔撮影
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 国産初のジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」の最新の試験機が完成した。6日深夜、三菱重工業の組み立て工場から機体があらわれ、となりの愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に移された。

 三菱重工子会社で機体の開発を担う三菱航空機は現在、当局からの安全性のお墨付きである「型式証明」取得に向けた飛行試験を、米国で続けている。だが、使っている四つの機体は、いずれも設計を変える前の古い機体だった。

 今回完成した試験機は最新の設計変更を反映した、「10号機」と呼ばれる機体。三菱航空機はしばらく地上試験をおこなった後、国内での飛行試験を経て、できるだけ早く米国へ移したい考えだ。

 最新の試験機は6日午後11時ごろ、三菱重工の最終組み立て工場からゆっくり外へ出てくると、30分ほどかけて、車道を挟んでとなりにある空港敷地内に入っていった。

 三菱航空機によると、試験機は空港に隣接する飛行整備格納庫で夜をこして、7日午前に地上での試験を始めたという。

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 三菱重工はスペースジェット…

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