岩手)大槌町に常設のパン屋さん誕生

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東野真和
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 東日本大震災からまもなく8年10カ月。大きな被害に遭った岩手県大槌町で昨年11月、新しいパン屋が誕生し、昼時に客が次々と訪れている。店頭ではまだ週2回販売するだけだが、震災でパン工房を失った女性が焼き上げている。

 パン屋は「モーモーハウス大槌」(菊池康子店長)。一般社団法人の東日本大震災雇用・教育・健康支援機構(横浜)が経営に関わる。

 機構は2013年、雇用を生み出し、復興に寄与しようと、モーモーハウスを町中心部に仮設店舗でオープン。その後、パンを焼く人がいなくなり、商品をラスクなどに切り替えたが17年、市街地再生事業の影響で立ち退きを余儀なくされ、休業した。

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 しかし、町が整備した産業集…

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