米軍部隊、バグダッド派遣 米大使館前の大規模デモ対応

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ワシントン=園田耕司
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 イラクの首都バグダッドの米国大使館前で、親イランのイスラム教シーア派武装組織に対する米軍の空爆に抗議する大規模デモが過激化している問題で、エスパー米国防長官は12月31日、約750人の米軍部隊を中東地域に直ちに派遣する方針を明らかにした。さらに、数日以内に追加派遣もするという。エスパー氏は声明で「バグダッドでの米国職員や施設への脅威のレベルが上がっているため」と強調した。

 トランプ米大統領は同日夕、自身のツイッターに「我々の施設で死者が出たり、破壊されたりすれば、イランは全面的に責任を負うことになる。彼らは極めて『大きな代償』を払うだろう。これは警告ではない。脅しだ」と投稿。イランを名指しして、デモを支援していると非難した。

 ただし、その後、トランプ氏は滞在先であるフロリダ州の別荘「マール・ア・ラーゴ」で記者団からイランとの戦争の可能性を問われると、「それはイランにとって良い考えではないと思う。私も(戦争を)したくはない。私は平和を望んでいる」と語った。

 米国は今回の750人の部隊派遣に先立ち、すでに隣国クウェート駐留の部隊100人をバグダッドに派遣している。

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 バグダッドの米国大使館前で…

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