夕食会、首相の説明は「取り繕っている」 元刑事が分析

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聞き手・永田大
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 31日の衆参予算委員会では「桜を見る会」前夜の夕食会をめぐり、安倍晋三首相が答弁に詰まる場面があった。「ウソの見抜き方」をテーマに講演活動をする元刑事、森透匡(ゆきまさ)さんが傍聴。首相の答弁ぶりや野党の追及のあり方を分析した。

 夕食会が政治資金収支報告書に記載されていない理由について、首相は「収支がないから」と説明してきたが、31日午前の衆院予算委では、開催場所のホテルと「(参加者)個人が契約した」との主張も行った。

 無所属(野党統一会派)の山井和則氏と首相のやりとりに、傍聴席の森さんは身を乗り出した。

 山井氏 800人の夕食会は、主催者である後援会が契約者でいいか。

 首相 主催は後援会だが契約の主体は個人だ。例えば、何十人かでレストランなり旅館なりで会合を開き、それぞれ参加者が個々で支払うことと同じだ。

 山井氏 あり得ない。800人が一人一人ホテルと契約しているはずない。

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