熊本)新年も熊本城と 準備進める加藤神社

渡辺七海
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 新年の初詣に備え、各地の神社で31日、参拝客を迎える準備が進んだ。熊本市中央区本丸の加藤神社では、手伝いに来た地元の人や巫女(みこ)らが境内の砂利の整備や落ち葉拾いをしたり、お守りやおみくじなどを境内に設置されたテントの下に並べたりした。

 三が日は通常4人の巫女を63人に増やして対応する。今年は改元後初の新年を記念して「令和」と書かれた破魔矢(はまや)の販売や、干支(えと)のネズミが描かれた御朱印の授与も数量限定である。

 加藤神社は熊本城内にあり、天守閣などを間近で見ることができる。2016年の熊本地震後、城内に立ち入り規制がかかり神社までの道は限られたが、参拝者数が大きく減ることはなかったという。昨年の三が日の参拝者数は、約45万人。今年は約40万人を見込んでいる。「特別公開前は、城を一番近い位置で見られる場所だった。復旧が進む今の姿を見たいという方も多い」と権禰宜(ごんねぎ)の西山敬重さん(28)は話す。

 熊本城は5日まで特別公開され、1日のみ無料で入場できる。見学後に参拝に来る人も多いとみられ、混雑が予想される。(渡辺七海)

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