竜巻で30キロ飛んだ?39年前の年賀状、家族のもとへ
寺沢知海
昨年10月、竜巻とみられる突風で家が全壊した千葉県市原市の家族のもとに、1通の年賀状が届けられた。結婚して家を出た娘が39年前に父に送ったもの。家の中から突風で飛ばされたとみられ、約30キロ離れた同県浦安市で見つかった。「今年は私の年です。がんばらねば!!」。古い賀状の言葉が、思い出ごと家を失った家族を励ましている。
昨年10月12日、大型で非常に強い台風19号が接近し、市原市では竜巻とみられる突風が発生した。住宅89棟が壊れ、1人が死亡した。翌日、浦安市立入船小学校の校庭で、縁だけが少しぬれた1枚の年賀状が見つかった。
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「旧年中は、何かとお世話に…
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