恩師平井氏に「しんどい」 競泳・萩野を変えた金言とは
照屋健
東京オリンピック・パラリンピックがある2020年が幕を開けた。競泳の金メダリスト、萩野公介が復活を期す。自国開催という「夢舞台」で、再び輝くことができるか。
萩野公介は今、心から思っている。
「今日はこれができた、ってことを日々感じられて。すごい楽しいんです」。不振による休養から2019年5月に復帰し、約半年。泳ぐ喜びをかみしめる。
11カ月前はそうは思えなかった。「一言で言えば、とにかくつらかった」。1月末の400メートル個人メドレーで、幼少期から競り合ってきた瀬戸大也に完敗。調子はあがらず、2月の大会を最後に休養に入った。
小学生のころから右肩上がりの競技人生だった。記録を次々に塗り替え、リオ五輪で金メダルを獲得。17年には、プロにもなった。今まで以上の活躍を期待される一方で、記録は伸び悩んだ。ひじの手術、重圧……。いろんな要因があるという。
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「自分が思い描いていたこと…
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