今年のトヨタ、何がある? 五輪、販売改革、節目の年に
竹山栄太郎
「100年に一度の変革期」とされる自動車業界で、国内最大手のトヨタ自動車の動きが激しさを増している。2020年は、「次世代都市の建設」の発表で幕を開けた。どんな一年になるのだろうか。
「次世代都市」建設へ
トヨタは7日、静岡県裾野市に自動運転などの次世代技術をとりいれた実証都市「ウーブン・シティ」をつくると発表した。年末に閉鎖予定の東富士工場の跡地を活用し、来年着工する。当初は従業員ら2千人が暮らす見通しだ。
夏の東京五輪・パラリンピックでは、自動運転の大型電気自動車(EV)「eパレット」を選手村で走らせるなど、多様な車両を提供する。
エコカー戦略では節目の年と…