引責ボーイングCEOに66億円? 「黄金の落下傘」

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ニューヨーク=江渕崇
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 引責辞任に追い込まれた米航空機大手ボーイングのミュイレンバーグ前最高経営責任者(CEO)が、退職金などとして最大6千万ドル(約66億円)を受け取る可能性があることが、米メディアの試算で明らかになった。「クビになったCEOへのゴールデン・パラシュート(黄金の落下傘)」などと、巨額報酬に疑問の声が上がっている。

 同氏は主力機「737MAX」が相次ぎ墜落事故を起こした末、対応のまずさから職を追われた。ボーイングは退職一時金の扱いは公表していない。

 ただ、米証券当局への3月の届け出によると、退任時に受け取る自社株などは「引退」「死去」などの場合で約3240万ドル。会社都合の「レイオフ」では、これに約660万ドルの契約解除金も加わる。さらに、約1300万ドル相当の年金なども受け取れる。株価の動きなどで金額は変わるが、米CNNは、総額で約6千万ドル以上になる可能性があると報じた。

 同氏は2015年にCEOに…

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