被災地、森田健作知事、シャンシャン…各々の仕事納め

有料記事

[PR]

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に日本中が熱狂した一方、各地で豪雨災害が相次ぎ、大学入試をめぐる混乱も続いた――。そんな令和最初の年も、あとわずか。官公庁や企業、団体の多くで27日、仕事納めを迎えた。

 「2019年はまさに、ラグビーイヤーと呼べる年になった」

 日本代表が初の8強入りを果たし、スローガンの「ONE(ワン) TEAM(チーム)」は流行語大賞にも選ばれたラグビーW杯。大会組織委員会の嶋津昭事務総長は、今年をそう振り返った。

 組織委も27日が年内の仕事納め。最大340人ほどいた職員は来年3月末の解散に向けて大幅に減員しており、年明けには40人程度になる見込みという。嶋津氏は「日本中が感じた、あの素晴らしい体験が、20年以降のラグビー界と五輪・パラリンピックの成功につながっていくことを願っている」とコメントした。

 今秋には台風が相次いで上陸し、東日本の広い範囲に被害をもたらした。

 福島県では、4市で計91世帯181人(25日現在)が避難所生活を続けている。いわき市の北郷明日美さん(40)は自宅のアパート1階が床上浸水し、簡単な仕切りで囲った体育館のフロアで4人の子どもと暮らしている。「年越しは新しい家で迎えたかったが、年末年始も避難所で過ごさざるを得ない」とこぼす。長女は高校受験も控えており、「勉強に集中できる環境ではない。災害に遭っても、安心して生活できるようにしてほしい」と訴える。市によると50~60人が避難所で年を越す見通しという。

ここから続き

 千葉県に甚大な被害をもたら…

この記事は有料記事です。残り603文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら