ウエンツ瑛士inロンドン 英語話せなかった僕は、いま

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聞き手・伊藤喜之
【動画】ウエンツ瑛士さんは、いま英国のロンドンで暮らしている=末盛亮氏、伊藤喜之撮影
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 「英語を話せる遺伝子がどこにあるのかわからない」。そんな発言で日本のお茶の間を沸かせた人気俳優でタレントのウエンツ瑛士さん(34)は、いま英国のロンドンで暮らしている。米ニューヨークのブロードウェーと双璧をなすミュージカルの本場で、語学の壁と格闘しながら歌や演技の修行に明け暮れる日々だ。そんな中、ぶちあたった「自分は何者なのか」という疑問。朝日新聞のインタビューで初めて明かした。

 ロンドンの劇場街で知られるウェストエンドの舞台に立つ夢を追うため、昨年10月から英国に留学しています。10年ほど前にテレビ番組の撮影で初めてきて、「将来ここに来るな」という予感があったことが大きいんです。

 それに上皇后美智子さまが公務を離れたら読みたい本として挙げた「ジーヴス」とか、何度か英国原作の作品を演じた経験があったのも影響していますね。

 これは何度も聞かれることなのですが、留学直前は単語を覚えるぐらいの勉強程度で、本当に英語ができなかったので、ロンドンでは演劇のレッスンに通うかたわら、語学学校にも通いました。ですが、初日に間違って同名の別の学校に行ってしまうほどで。

 なんとか入学したものの、振り分けられたのは5段階の下から2番目のクラス。3カ月ほどはまともに会話もできなくて、まして英国の冬は日が短くて毎日太陽を浴びられなかったこともあって、一時はうつのようになってしまった。

 同じ学校に日本人もいました…

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