お酒でなぜ赤くなる? アルコール処理能力に個人差が…
ののちゃんのDO科学
「お酒を飲むとなぜ顔が赤くなるの?」
新潟県・田巻美樹さん(41)らからの質問
ののちゃんのDO科学
ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。<br>science@asahi.com
ののちゃん 明けましておめでとうございます。あれ? 先生、少し顔が赤いよ。
藤原先生 ふふふ。お正月だからちょっとお酒をいただいたのよ。そんなに赤い?
のの すぐに分かったよ。ちょっとどころじゃないんじゃないの、先生。でも、どうしてお酒を飲むと顔が赤くなるんだろう。
先生 お酒で顔が赤くなるのは「フラッシング反応」と呼ばれているの。皮膚の表面近くの血管が広がって赤く見えるのね。でも、誰でもお酒を飲むと顔が赤くなるわけじゃないのよ。
のの どういうこと?
先生 お酒を飲むと、その成分のアルコールが体内でアセトアルデヒドっていう物質に変わり、さらに酢酸になって、最後は二酸化炭素と水に分解されるの。ここで大事なのは、日本人にはアセトアルデヒドを酢酸にする処理能力を「普通に持っている人」、処理能力が「低い人」、それに「全く持っていない人」の3種類いるってことなのよ。それぞれの割合は、およそ55%、40%、5%だそうよ。
のの へえ。でも、それがどう大事なの?
先生 処理能力を「普通に持…
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