飲んだ後、立って帰るのきついはず 西鉄、座れる有料席

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山下裕志
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 西日本鉄道は、必ず座れる「有料座席」を天神大牟田線で2022年3月末までに導入する。平日の夜に西鉄福岡駅を出発する電車を対象とする。天神の周辺で飲み会などを終え、久留米や柳川、大牟田などへ帰る人たちに利用してもらいたいという。

 有料座席を備える列車は福岡市中心部から西鉄久留米駅まではノンストップで走り、その先は西鉄柳川駅など通常の特急の停車駅にとまる予定だ。通常の運賃とは別に、300~500円ほどの座席料が必要になる。列車を丸ごと有料座席にするか1両だけにするかは今後詰める。車両は既存のものを使う。

 天神大牟田線は西鉄の幹線だが、久留米より南の利用者は減っている。昨年度の1日あたりの乗降客数はピークだった1992年度より4割ほど少ない約8万6千人だった。

 西鉄の倉富純男社長は「飲んだ後、電車で立って帰るのはきつい。座席を確保すれば、利用してもらえるのではないか」と話す。

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