佐賀)明治大正の工芸品、沖縄へ里帰り 首里城火災受け

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福井万穂
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 明治~大正期に沖縄に赴任し発展に尽力した、佐賀市出身の第11代斎藤用之助(1859~1933)が所有していた琉球漆器など4点が、沖縄県立博物館・美術館那覇市)に寄贈されることになった。首里城の火災という困難に、ひ孫にあたる第14代用之助さん(73)が「沖縄の支えになれば」と決めた。

 寄贈するのは、いずれも11代が沖縄から佐賀に戻る際に持ち帰った食器類。

 3組の盃(さかずき)は1883(明治16)年、琉球王家の別邸「識名園」で開かれた園遊会を記念した品とみられる。内側には五七桐(きり)紋と、琉球国王・尚家の家紋である左巴(ともえ)紋が入っている。

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 11代が1915(大正4)…

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