ハンドルが動き、前走車に合わせ減速 最新型軽の実力は

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友田雄大
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 いまの軽自動車の先進技術は、どれほどの実力なのか。12月中旬、日産の軽自動車「デイズ」に試乗し、運転支援技術「プロパイロット」を使って横浜市中心部から東京・平和島までの往復約40キロを走ってみた。

ブレーキを踏まなくてもスピード低下

 スタートは横浜市にある日産本社。緊張しながら、最寄りのインターチェンジから首都高速道路に入る。

 プロパイロットは、二つの機能を組み合わせている。一つ目は、前を走る車との距離を自動で調節しながら走ってくれる機能。これは一般的に「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」とよばれる。二つ目は、車線の真ん中を走るようにハンドルを自動で動かす「ハンドル支援」機能だ。

 高速に入ってすぐ、ACCをつかってみた。時速60キロになった状態でハンドルについたスイッチを押し、作動させると、アクセルを踏まなくてもそのまま車が60キロで走るようになった。すぐに前の車との距離が詰まり、スピードを緩めないと追突してしまう、という状況に。ところが、自分はブレーキを踏まなくても車が自動でスピードを落とし、前の車との距離を一定に保ちながら、スピードをコントロールしてくれた。

 こうなると、自分が動かしているのはハンドルだけ。そのまま走っていると、1分も経たないうちに「ハンドル支援」の機能が作動した。

 これは自分で操作しなくても、条件が整うと勝手に作動する。運転席の前にある画面の色が変わり、音が鳴るのが作動のサイン。それと同時に、ハンドルがぐぐっと自分で曲がり出した。右カーブなら右に、左カーブなら左に。車が、自ら曲がっていく。

車の動きに「感動

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 ACCと合わせたこの二つの…

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