昨年10月にトルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、サウジ検察は23日、殺害に直接関わったとされる5人に対して裁判所が死刑判決を言い渡したと発表した。検察は1月、5人に死刑を求刑していた。カショギ氏の遺体は見つかっておらず、真相解明にも至っていない。

 この5人の氏名や肩書は明らかになっていない。サウジメディアなどによると、ほかに3人が禁錮刑となった。ムハンマド皇太子の側近で事件後に解任されたカハタニ元王室顧問と情報機関のアシリ元副長官は、事件に関わった十分な証拠がないなどとして釈放された。上訴が可能なため、判決は確定していない。

 この事件は、ムハンマド皇太子…

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