点字や白杖の使い方学び職場復帰 見えない生活も楽しむ

有料記事患者を生きる

松浦祐子
[PR]

患者を生きる・職場で「視覚障害」(8)

 千葉市の中央図書館で働いていた大川和彦さん(49)は2012年、網膜剝離(はくり)と診断され、視力を失った。職場復帰に向け、国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)に入所し、6月から自立訓練を始めた。

 目が見えなくても1人で生活できるようにするため、衣食住について各人に合わせたプログラムが組まれる。平日は毎日、訓練士らとの一対一の訓練があった。盲学校を卒業したが、全盲になるまで、白杖(はくじょう)も点字も使っていなかった。「基礎をみっちりと学びたい」と希望した。

ここから続き

 最初は、建物のなかで、白杖…

この記事は有料記事です。残り775文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら