機能性表示食品、東北でも続々 差別化図って存在感

有料記事

成田認
[PR]

 健康への効果を表示できる機能性表示食品が、東北でも増えている。2015年の制度開始から21件の届け出があった。特定保健用食品(トクホ)と異なり国の審査・許可は不要で、参入のしやすさもあるなか、差別化を図りながら存在感を示そうとしている。

 JA新いわて(岩手県滝沢市)は今月、生鮮食品としては県内で初めて機能性表示食品の販売を始めた。久慈地方で冬季限定で生産される「寒じめほうれんそう」だ。ルテインという成分が光の刺激から目を守るとされる色素を増やすという。強い甘みに加え、健康という付加価値をつけて売り上げアップを図る。

 「寒じめ」は寒さを利用した栽培方法で、9月中旬~10月中旬に種をまき、11月~2月に収穫する。寒さの中でじっくり育てることで葉が厚くなり、甘みも強くなる。

ここから続き

 久慈地方でホウレンソウの栽…

この記事は有料記事です。残り879文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら