長谷部、ドイツ1部300試合 第一線に立ち続ける強み

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河野正樹
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 サッカーのドイツ1部リーグでプレーした日本選手の中で、記憶に残る選手といえばドルトムントで活躍したMF香川真司(現スペイン・サラゴサ)だが、記録に残る選手となるのはEフランクフルトのDF長谷部誠だろう。長谷部は2017年2月に奥寺康彦氏の234試合に並び、日本選手最多出場記録の更新を続ける。18日のケルン戦では先発し、通算300試合出場を果たした。

 ドイツに渡って12年目。ドイツ1部300試合出場は、外国人選手では19人目の快挙だ。アジアでは1980年代に活躍した韓国代表FW車範根(308試合)が達成している。年間34試合のドイツ1部では、どんなに早くても9年かかる記録だ。長い期間、けがをせず、歴代監督の期待に応えてきた結果といえる。

 ドイツでは、天国も地獄も見た。J1浦和から2008年に移籍したウォルフスブルクではリーグ優勝を経験した一方、移籍を志願して試合に全く出られなかった時期もある。次に所属したニュルンベルクでは助っ人として期待されながら、チームは2部に降格した。現在所属するEフランクフルトには14年から所属し、18年にはドイツ杯優勝を飾った。

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 戦術理解度が高く、器用さが…

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