鳥取県境港市の県立境港総合技術高校には、海洋科や食品・ビジネス科という、県内唯一の水産系学科がある。特に食品・ビジネス科の生徒たちは、魚のさばきかたなどの技術を学ぶ一方、実習で作った商品の販売や企業との商品開発など、地域との関わりを積極的に進めている。

　今月７日、土曜の朝にもかかわらず、学校に多くの人が訪れた。食品・ビジネス科の生徒が実習で作った新巻きザケを買い求める人たちだ。午前１０時の売り出し開始前には、用意した８００枚近くの購入整理券の配布を終えた。

　人気は年々高まっているという。１０年ほど前は約４００匹だったのが約８００匹に増えた。毎年買い求める人も多く、アンケートには、８年ほど続けて来ているという人もいた。

　購入場所付近では、もう一つ…