若頭が出所、動き出した山口組 繁華街でM16を28発

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 指定暴力団の山口組と神戸山口組の抗争が止まらない。山口組は4年前に分裂。名古屋を本拠とする弘道会がトップとナンバー2ポストを占めて支配を強めたのに反発し、山健組など関西地盤の組が離脱し神戸山口組を結成したのが抗争の始まりだ。報復の応酬はいつまで続くのか。背景に何があるのか。

 阪神尼崎駅(兵庫県尼崎市)から西へ約500メートルの繁華街の居酒屋前で11月27日夕、店を手伝っていた神戸山口組の古川恵一幹部(当時59)が、客の男に自動小銃で撃たれ死亡した。

 男は愛知県江南市の朝比奈久徳容疑者(52)。捜査関係者によると、男は山口組系の元組員で、昨年12月に破門になっていた。覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われて公判中で、今年8月下旬に保釈されていた。

 発射されたのは28発。自動…

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