中国初国産空母、海南島に就役 南シナ海の制海権狙う?

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北京=西村大輔 冨名腰隆
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 中国初の国産空母「山東」が17日、中国南部の海南島三亜の海軍基地で就役した。中国海軍の空母は、旧ソ連製の空母を改修し2012年に就役した「遼寧」に続く2隻目。米国や周辺国との摩擦が続く南シナ海の制海権を確実にしようとする中国海軍の狙いが鮮明となった。

 国営新華社通信が伝えた。現地で開かれた記念式典には軍トップを兼ねる習近平(シーチンピン)国家主席が出席し、艦名を「山東」とする命名書を艦長らに授けた。

 南シナ海では岩礁などの領有権をめぐり中国と周辺諸国が対立、米艦船が「航行の自由作戦」を繰り返して中国を牽制(けんせい)してきた。「山東」を南シナ海に面した三亜に配備したことは、海域の権益をめぐる中国の強い決意を示したものだ。

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