福岡)IR誘致議論のいま 公営ギャンブルって

有料記事

井石栄司 城真弓
[PR]

 カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の動きが出ている北九州市には競輪、ボートレース(競艇)、競馬という三つの公営ギャンブルがある。IR誘致の是非が議論されるなか、市が運営する競輪と競艇の歴史と課題を探った。

 同市は競輪発祥の地。旧小倉市が1948年、戦災からの復興を目的に競輪事業を開始。収益で道路や学校などが整備されていくのを参考に旧若松市が競艇事業に乗り出したとされる。

 両市を含む5市の合併で競輪と競艇を持つ街に。かつては門司区にも競輪場があり、中央競馬のレースが行われる小倉競馬場もある。市公営競技局の上野孝司局長は「製鉄所や炭鉱関連で働く労働者が多く、(公営ギャンブルの)需要があった」。

ここから続き

 競輪事業が始まって半世紀後…

この記事は有料記事です。残り1158文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら