実は新種だったスナギンチャク 底引き網漁船で採れた

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安田琢典
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 鳥羽水族館三重県鳥羽市)は16日、2014年1月24日に同館学芸員が熊野灘で採集したスナギンチャクが新種だったと発表した。琉球大の研究グループの調査で判明し、「ヤドカリスナギンチャク」と命名。英国の科学雑誌「システマチックス アンド バイオダイバーシティー」12月号(電子版)に掲載された。

 鳥羽水族館によると、このヤドカリスナギンチャクは、底引き網漁船に同乗した森滝丈也学芸員(50)が水深270~351メートルの海底付近から採集した。10年以降、似たような形状の個体が持ち込まれて飼育したことがあったが、採集例が少なく、種類が特定されていなかったため、琉球大が詳しく調査した。その結果、ヤドカリの仲間のイイジマオキヤドカリに共生する新種のスナギンチャクと判明した。

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 結局、この個体は16年4月…

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