福島)双葉郡の魅力伝える喜び ふるさと創造学サミット
原発事故で被災した双葉郡8町村の子どもたちが取り組む「ふるさと創造学サミット」が14日、郡山市であった。小学生から高校生までの児童・生徒約280人が集まり、故郷の魅力や復興に期待することなどを発表し合った。
12人の生徒が避難先のいわき市の仮設校舎で学ぶ双葉中は、国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)を身近なことから考えた。中1の渡部勇君(13)はバラの花言葉や双葉町にあった「双葉ばら園」を紹介。「ばら園を復活させ、平和の意味がある黄色いバラをたくさん咲かせたい。SDGsの『平和と公正をすべての人に』にもつながる」と話した。発表を終えて「他の学校の活動も聞いて、色んな人が双葉のために頑張っていることがわかって、頼もしくなった」と話した。
発表に方言を取り入れたのは、会津若松市に避難中の熊町・大野小。方言の意味を問うクイズを出題したり、特産品の「梨やキウイ」を歌詞に盛り込んで作った唄に合わせて盆踊りを披露したりした。小5の石井埜乃佳さん(10)は「聞きに来た人が喜んでいた。町の魅力がみんなに伝わったと思う」と笑顔だった。
2018年4月、村で再開し…
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