秋田)障害者が描いたイラストつき年賀状 郵便局で販売

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野城千穂
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 精神障害を抱え、秋田市内の就労支援施設に通う加藤瑞貴(みずき)さん(45)が描いたネズミのイラストが、来年の年賀状に採用された。「障がい者支援お手軽年賀はがき」として、秋田中央郵便局のほか、関東を中心に全国20カ所の郵便局で販売されている。

 郵便局側の協力のもと、加藤さんが通う就労支援施設「ごろりんはうす」(藤原芳子理事長)と日本パラスポーツ推進機構が連携し、実現した。同推進機構によると、「障がい者支援」として年賀状が郵便局で販売されるのは全国初という。3枚入り630円(税込み)で、絵柄は2種類。売り上げの一部は施設の活動に役立てられる。

 描かれているのは、細部にまでこだわったイラストだ。来年の干支であるネズミが、着物を着て「おとそ」を飲んだり、羽根つきで遊んだり、鏡餅の上のダイダイになりすましていたりする様子を、加藤さんが色鉛筆で描き、同じ施設に通う男性がパソコンでイラスト化した。

 「周りの人の力をいっぱい借…

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