スポーツ施設で意識失った男性、看護師らが救命
米田悠一郎
9月、長崎市のスポーツ施設で市内の男性(70)が倒れ、意識不明になった。居合わせた同市の看護師金子史絵さん(44)と看護助手山下泉江(みずえ)さん(39)が交代で心肺蘇生措置を繰り返し、男性を救った。南消防署が今月12日、2人に感謝状を贈った。
9月6日午後6時すぎ、スポーツ施設へ子どもを迎えに来た金子さんは、ロビーで男性が床に倒れるのを目撃。脈がないのを確認するとすぐに心臓マッサージを開始した。その間も冷静に、AEDを持ってくるよう周りの人に指示した。
同じく子どもを迎えに来ていた山下さんが、施設のAEDを男性に装着し、作動させた。救急車が来るまで心臓マッサージを金子さんと交代で続けた。約10分にわたる2人の必死の行動が、男性の命を救った。
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