俳優の梅宮辰夫さん死去 81歳、腎不全

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編集委員・石飛徳樹

 映画「不良番長」シリーズやドラマ「前略おふくろ様」など男臭い役柄で知られる俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお、本名梅宮辰雄)さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため神奈川県内の病院で死去した。81歳だった。

 1958年、日本大学法学部在学中に東映ニューフェイスに合格。59年、「少年探偵団・敵は原子潜航艇」で明智小五郎を演じ、「遊星王子」2部作にも主演した。

 その後は「夜の歌謡シリーズ」などと銘打たれた低予算の娯楽作に多数出演。東映やくざ映画の嚆矢(こうし)となった「人生劇場・飛車角」(63年)で原作の主人公だった青成瓢吉を演じた。

 68年、社会からあぶれた若者たちの無軌道な生き方を描く主演作「不良番長」が当たってシリーズ化。4年で16本作られた。初期はシリアスな物語だったが、途中から明るくはじけたタッチへと変化していった。

 70年代中盤には「仁義なき…

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