バスケットボールの第72回全国高校選手権(ソフトバンクウインターカップ)が23日、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザとエスフォルタアリーナ八王子で開幕する。来年の東京五輪でメダル獲得が期待される日本代表の主力、渡嘉敷来夢(28)=Wリーグ・JX―ENEOS=は愛知・桜花学園高時代、大会3連覇を成し遂げた。当時の思い出や高校生へのメッセージを語ってもらった。(松本麻美)
「高身長、胸を張って」
――どんな高校生活を送りましたか。
「寮生活でバスケ漬け。周りは小学生の頃からバスケットをやっている人ばかりで(中学生で始めた自分は)場違いかなと思ったこともあります。1年生の時の3年生に現日本代表主将の高田真希さんがいて、レベルが違いすぎて神様みたいでした。それでも自分も試合に出させてもらったので、先輩の足を引っ張らないように必死でした」
――長身選手として注目されていました。
「入学時に185センチは超えていたと思います。そういえば、せっかく身長が高いのに猫背の子がいますよね。自分も目立つのが嫌だったので気持ちは分かるけど、胸を張った方がいい。その方が格好いいじゃないですか。みんな、自分に自信を持ってほしい」
出し切った高2の決勝
――ウインターカップとは、どんな大会でしたか。
「1年間の集大成を見せる場。(夏の高校総体、秋の国体と併せた)3冠がかかる最大のイベントでした。当時は毎年、東京体育館で開催されていて、あれだけ大きな舞台でバスケットができる機会はなかなかない。今年の決勝が開催される武蔵野の森総合スポーツプラザも大きいですよね。たくさんのお客さんの前でプレーできるのは、本当にうらやましい」
――一番の思い出は…
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