神戸の高1飛び降り「執拗な指導あった」 第三者委報告

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 神戸市東灘区の市立六甲アイランド高校で2017年12月、当時1年の男子生徒が校舎5階から飛び降りて一時重体になる事故があり、市教育委員会の第三者委員会は11日、生徒を精神的に追い詰める不適切な指導があったとする調査報告書を公表した。同級生とのトラブルをめぐり、教員がこの生徒を2日間計16時間にわたって別室に隔離し、執拗(しつよう)に指導していたという。

 報告書によると、事故は17年12月22日に発生。転落した生徒(現在は転校)は、同級生とのトラブルやSNSへの書き込みをめぐり、転落前日からカウンセリングルームで2日続けて教員から指導を受けた。生徒は自由に出入りできないよう監視され、トラブルを認めて反省するよう何度も求められたという。

 第三者委はこれらの指導を「体罰には該当しないが、限界に近い事例」と指摘。さらに、教員が通常の生徒指導では終わらないとの趣旨の発言を繰り返したことで、生徒は退学処分になると思い込み、衝動的に自殺を図ったと認定した。

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 また、報告書は、指導の発端…

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