反社会的勢力の定義は「困難」 指針あるけど政府が決定

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菊地直己
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 政府は10日、首相主催の「桜を見る会」に出席していたとされ問題になった「反社会的勢力」について、「あらかじめ限定的かつ統一的に定義することは困難」とする答弁書を閣議決定した。立憲民主党初鹿明博衆院議員の質問主意書に答えた。

 政府が2007年にまとめた指針では、反社会的勢力を「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」と定めていた。

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で「指針は何だったのか」と問われ、「民間企業はこの指針を踏まえたうえで、暴力団をはじめとする反社会的勢力との関係の遮断のための取り組みを着実に進めている」と述べた。記者団が重ねて「元々定義は困難という認識なのか」と問うと、菅氏は「そうです」などと語った。

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 また菅氏は、政府として同会…

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