HDD処分、業者任せの現実 自治体苦悩「信じるしか」

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 大量の個人情報が入った神奈川県庁のハードディスク(HDD)流出が明らかになり、全国の自治体が対応に追われている。使い終わったHDDの処分を「業者任せ」にしていたことが流出につながったとみられているためだ。職員が作業に立ち会うのか、自らデータを消去するのか――。処分方法を見直す自治体も出始めたが、課題はなお多い。

 自治体は、自ら購入したりリース会社から借りたりしたHDDの交換時期が来ると、廃棄したりリース会社に返却したりする。情報はどう守られるのか。

 神奈川県では、簡単な消去を施したHDDを、リース元の富士通リースが処分を依頼したブロードリンク側に引き渡していた。その後、ブロードリンクの元社員の男が持ち出し、ネットオークションで転売したとされる。朝日新聞の報道で流出が明らかになった6日以降、都道府県や政令指定市に対応を聞いた。

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