広島に「親子鯉」誕生 育成新人は父と同じサイドスロー

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藤田絢子
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 親子鷹(おやこだか)ならぬ「親子鯉(ごい)」が誕生した。プロ野球広島の新入団選手発表が9日あり、育成ドラフト3位で指名された畝(うね)章真(たかまさ)投手(24)=四国IL香川=が背番号「120」のユニホーム姿を披露。今季まで1軍投手コーチを務め、来季から3軍統括コーチを務める畝龍実氏を父に持つ右腕は「支配下登録を目指したい」と意気込んだ。

 「プロになる実感がわいてきた。うれしい。小さいころ、父の(プロでの)映像を見たときからの夢でした」。章真は発表会の壇上で喜んだ。

 広島新庄高時代は内野手だった。同じ学年には、現在巨人で活躍する田口麗斗がいた。「(自分は)高校卒業まで試合にも出られない選手だった。ベンチにも入ったことがなかった。でも、あきらめの悪い選手でした」

 名古屋商科大進学を機に、「父も投手だった。投手に挑んでみて、結果が出ないなら野球をあきらめよう」と考えた。父に相談すると「何かのきっかけで変われることもある。自分がやりたいと思うなら、やりなさい」と背中を押され、転向を決めた。

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 卒業後は、四国ILへ。直球…

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