自社の新機体でハーレー密輸か、ガルーダ航空社長を解雇

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ジャカルタ=野上英文
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 ガルーダ・インドネシア航空の社長が新しい旅客機の納入に合わせ、米国の高級バイク「ハーレーダビッドソン」を密輸した疑いが起き、解雇される事態に発展した。バイクは個人用に購入していたとみられる。

 同航空はインドネシアの国営会社。2022年までにエアバスA330―900neoを14機購入することを決め、11月17日にはジャカルタ郊外の空港に1機目が到着した。自ら搭乗していたアリ・アスカラ社長は同月27日の会見で、「ネットも使え、省エネで、より長距離の移動ができる」と誇らしげに語った。

 ところが、3日後には国内のSNSで「ガルーダの新機体でハーレーを密輸」と情報が投稿された。国営企業省は今月5日、税関法などに違反した疑いがあるとして、アスカラ氏ら同航空幹部4人の解雇を発表した。発表によると、積み荷目録や名簿には「社長ら幹部と従業員だけが乗っている」と申告されていたが、実際には中古の「ハーレー」1台と英国の高級折りたたみ自転車「ブロンプトン」2台が積まれていた。

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 このハーレーは、中古として…

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