シックスパッドのMTG、上場2年目で赤字 背景に中国

有料記事

千葉卓朗 竹山栄太郎
[PR]

 トレーニング機器「シックスパッド」などを販売するMTG(名古屋市)が9日発表した2019年9月期決算は、純損益が262億円の赤字(前年は40億円の黒字)だった。主力の美容機器の苦戦に加え、不適切な会計処理も発覚。業績予想を3度下方修正し、決算発表は予定より1カ月近く遅れていた。成長企業と期待された同社だが、上場2年目で急失速した。何が起きたのか。

 売上高は前年比38・3%減の360億円、営業損益は144億円の赤字(前年は69億円の黒字)。収益性の悪化に伴う固定資産の減損などで特別損失は100億円にのぼった。

 主力の美容ローラー「リファ」はこれまで、中国での転売目的で中国の業者が大量に買う「代理購入(代購)」に大きく依存してきた。

ここから続き

 しかし、中国政府が今年から…

この記事は有料記事です。残り655文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら