和歌山)青春、フィルムに重ね 高校生が湯浅で写真展

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西岡矩毅
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 和歌山県広川町の女子高校生がフィルムカメラで女子高校生の日常を撮影した写真展「全力少女展」が湯浅町湯浅の北町ふれあいギャラリーで開かれている。学校生活などでの一瞬を切り取った写真16枚が並ぶ。12月21日まで。

 写真を撮影したのは広川町の高校2年生、松林陽和(ひより)さん(17)。中学2年生から、旅行などでフィルムカメラを使って写真を撮るようになったという。のめり込むようになったのは、高校1年の秋。撮りためていたフィルムを3本現像すると、中学3年の夏に留学先のカナダでお世話になったホストファミリーが、その年の冬に湯浅町に来たときの写真が出てきた。「超日本っぽいところに、外国人が溶け込んでいる瞬間をフィルムに収められたのがうれしかった」と振り返る。

 松林さんは「画質はデジタルの方がいいけど、フィルムには全部を写し出してないからこそ出せる味もある」。また、「ぶれたり、光で白くなったり、思いがけないアートみたいな写真が撮れるところも良い」と魅力を語る。さらに、現像するまでどんな写真が撮れたのか分からないところも、「わくわく感があっていい。手間ごと、いとしい」。

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 「フィルムカメラで同じ写真…

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