埼玉)レッズ無冠の14位に終わる 不安定な戦いが課題
笠原真
サッカーJ1の最終節が行われた7日、浦和レッズは埼玉スタジアムにガンバ大阪を迎え、2―3で敗れた。アジア・チャンピオンズリーグでは準優勝したものの、リーグ戦では降格さえ危ぶまれた14位。今季を無冠で終え、選手やサポーターからは悔しさと来季への危機感の言葉が口をついた。
浦和は前半からG大阪の素早い攻撃に苦戦。相手の圧力を前に攻め手を欠き、9分にカウンターから失点した。後半17分にFW柏木陽介選手が直接FKを決めて同点としたが、直後にまた失点。さらに1点を加えられた後、45分にFWファブリシオ選手の得点で1点を返したものの、ホームでのシーズン最終戦を勝利で飾ることはできなかった。
不安定な戦いぶりは、今季を通して改善できなかった。序盤から勝ち点を落とし、5月に大槻毅監督がオズワルド・オリベイラ前監督の後任に就いたが、シーズン途中の監督交代は3年連続。明確な攻撃パターンを確立できず、今季の得点数は試合数と同じ34。本拠でのリーグ戦勝利は、17試合中4試合にとどまった。
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「難しいシーズンになり、も…
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