東京)高校生が原発映画制作 11日に上映と説明

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青木美希
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 原発を動かすべきか否か――。東京都練馬区東京学芸大学付属国際中等教育学校5年(高2)の矢座(やざ)孟之進(たけのしん)さん(17)が、福島第一原発事故をきっかけに、賛成派と反対派双方の意見を聞き、是非を考えるドキュメンタリー映画づくりに取り組む。「一人ひとりが原発の稼働ボタンを持っていることを問いかけたい」と話している。

 今回制作するのは、矢座さんと同級生2人が9月に完成させた、原発の議論がなぜかみ合わないのかを考えた映画「日本一大きなやかんの話」(50分)の第2弾と言える作品。「やかんの話」は、「3人の真摯(しんし)な態度に明るい希望を感じた」などとして、「高校生のためのeiga worldcup2019」(NPO法人映画甲子園主催)の自由部門で最優秀作品賞に選ばれた。

 矢座さんは中学の時、学校で原発の議論をした際、賛成派と反対派の意見が、最後まで平行線をたどったことに関心を持った。アメリカの学者や東京電力フランス大使館の原子力参事官などに話を聞き、「やかんの話」をつくった。

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 矢座さんは原発賛成に近い立…

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