仏像に詳しい笑い飯・哲夫さん うんちくに止まらぬ驚き

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岡田匠
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 奈良出身の漫才コンビ、笑い飯の哲夫さん(45)と「ならまち」逍遥(しょうよう)は続く。元興寺奈良市中院町)を出発して、すぐ近くの小川又兵衛(またべえ)商店で甘酒を飲み、ならまちを南西へ。町家が残る風情ある街並みを進み、次の目的地は――。

1974年、奈良県生まれ。関西学院大卒。2000年、西田幸治さんと漫才コンビ「笑い飯」を結成。10年、「M―1グランプリ2010」優勝。12年に奈良市観光特別大使、15年に奈良国立博物館文化大使に就いた。

 

 ここです、このお風呂屋さんです。レトロな銭湯でしょ。ここには珍しいサービスがあるんですわ。

 

 開業約60年の花園新温泉(奈良市花園町)。入り口には「ミネラル湯」の文字と、赤い字で「ゆ」と書かれた青いのれんがかかっている。こののれんをくぐると、なかから演歌が……。

 

 そうなんです。ここはカラオケが歌えるお風呂屋さんなんです。脱衣所にカラオケセットが置いてあって、ひとっ風呂浴びたあとに常連のおじいちゃんたちが気持ちよさそうに歌っています。ええでしょ、この雰囲気。心も体もリラックスできます。

 泉質もミネラルだからお肌がツルツルになります。湯上がりのビールがたまりませんね。ビールをおいしく飲むために入りにきているところもあります。

 

 常連さんの演歌は2曲目に。哲夫さんが、いすに腰をおろして手拍子で盛り上げる。隣に座った別の常連さん(75)と会話も弾む。

 「45歳になりますわ」と哲夫さん。「まだ若い。これから、これから」と常連さん。「だいぶ白髪が増えてきましたけど。お父さんは、どんなお仕事を?」

仏像の話にたどりつくまでもう少し。常連さんがこの後、驚きの行動に。最後には本当に深い仏像への愛を感じます。今回も動画付きです。

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 指圧師という常連さんが突然…

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