沢尻エリカ容疑者を保釈 MDMA所持の罪で起訴

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 合成麻薬のMDMAとLSDを所持したとして、東京地検は6日、俳優の沢尻エリカ容疑者(33)を麻薬取締法違反の罪で起訴し、発表した。認否は明らかにしていない。

 沢尻容疑者の弁護人は同日、東京地裁に保釈を請求。地裁は請求を認め、沢尻容疑者は同日夜、勾留されていた警視庁東京湾岸署から保釈された。保釈保証金は500万円だった。

 起訴状によると、沢尻容疑者は11月16日、自宅の目黒区のマンションで、カプセル2錠に入ったMDMAの粉末0・198グラムや、LSDを含んだ紙片と液体計0・685グラムを所持したとされる。捜査関係者によると、沢尻容疑者は、いずれの麻薬も共同所持容疑で警視庁に逮捕された知人のファッションデザイナー横川直樹容疑者(38)から受け取ったと説明したという。

 沢尻容疑者は11月16日に逮捕された。これまでの取り調べに「10年以上前に薬物の使用を始めた。有名人が薬物事件で逮捕されるたび、私も危ないのではと注意していたが、気持ちのどこかで私のところには警察は来ないだろうと思っていた」と供述したという。

 沢尻容疑者は2005年公開の映画「パッチギ!」や12年の映画「ヘルタースケルター」に出演。来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」にも出演予定で撮影が進められていたが、NHKが代役を立てるなど、影響が広がっていた。

 沢尻容疑者は保釈後、「多くの方々を裏切ってしまい、心の底から後悔しています。違法薬物と決して関わりを持つことのないよう専門家の指導も受け、立ち直ることを約束します」などとコメントを出した。

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