トランプ氏、会見ドタキャン 「笑いもの」にされ激怒か

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ロンドン=渡辺丘 津阪直樹 園田耕司
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 米国と欧州を中心とする軍事同盟、北大西洋条約機構NATO)の創立70周年を記念する首脳会議が4日に閉幕した後、トランプ米大統領が予定していた記者会見を急きょ中止した。首脳会議では他の首脳との間で対立が目立ち、一部首脳に笑いものにされた動画が公開されていた。

 トランプ氏は4日午後、「今日の会議が終わり、ワシントンに帰る。我々はこの2日間、たくさん(会見を)やったので、閉幕の記者会見は行わない」とツイート。欧米メディアはこれに先立って、NATOの創設70周年記念行事があった3日夜に、英国のジョンソン首相、フランスのマクロン大統領、カナダのトルドー首相がトランプ氏をからかっていると見られる場面の動画を公開していた。

 その動画によると、ジョンソン氏がマクロン氏に「何で遅刻したの」と尋ね、トルドー氏が「彼が会談の冒頭で40分記者会見したからだ」と説明。名前を明言しなかったが、「彼」はトランプ氏を指すとみられる。トルドー氏はさらに「彼のチームは口をあんぐり開けていた」と付け加えた。

 トランプ氏は4日、ドイツメルケル首相との会談冒頭、記者団にこの動画について聞かれ、「彼(トルドー氏)は二枚舌だ」と強い不快感を示した。

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 一方、NATO首脳会議は…

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