グーグル共同創業者ペイジ氏、親会社CEO退任へ
ラスベガス=尾形聡彦
米グーグルは3日、共同創業者のラリー・ペイジ氏が、親会社であるアルファベットの最高経営責任者(CEO)職から退き、グーグル本体のCEOを務めるスンダー・ピチャイ氏が親会社のCEO職も兼務する、と明らかにした。創業以来、同社の方向性を左右してきたペイジ氏が、経営トップの座から降りることになり、同社にとっては大きな転機になりそうだ。
グーグルは1998年、スタンフォード大大学院で出会ったペイジ氏と、セルゲイ・ブリン氏の2人が創業した会社で、両氏が経営の方向性を一貫して引っ張ってきた。
ペイジ氏とブリン氏は3日、「創業者からの手紙」というブログの形で、経営トップから退くことを公表した。「もはや、(親会社の)アルファベットと、グーグル(本体)に2人のCEOは必要ない」と説明し、ピチャイ氏が両社のCEOを務めることを明らかにした。ただ、ペイジ氏とブリン氏は、今後も取締役としてはとどまり、ピチャイCEOと定期的な意見交換を続ける、としている。
ここから続き
ペイジ氏とブリン氏は、創業…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら