「いたっ。ドアぶつかった」タイガース雑談後に現金要求

有料記事

笹山大志
【動画】タクシーの運転手に「ドアが当たった」と訴える乗客=関係者提供
[PR]

 個人タクシーの運転手が、乗客から「ドアがぶつかった」などと言われ、治療費として現金を要求される事案が神戸市で相次いでいる。全兵庫個人タクシー事業協同組合はこの約4カ月で少なくとも5件あったことを確認した。同組合は近く兵庫県警に被害を相談する予定だ。

 5件のうち1件は、やりとりがドライブレコーダーに記録されていた。

 11月21日昼ごろ、男性3人組が、JR元町駅近くで男性運転手(68)のタクシーに乗り込んだ。

 「いたっ」。1人が後部座席に乗り込んだ際、そんな声が聞こえる。あらためて映像を確認すると、先に乗った男が内側からドアを手で押し、乗り込もうとした男の左ひじに当たったようだ。

 タクシーはそのまま3人を乗せ出発。運転手と男らは「阪神タイガース」の話題など雑談で盛り上がる。

ここから続き

 しばらくして、1人が切りだ…

この記事は有料記事です。残り867文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら