阪神に初の国立大出身ルーキー 「文武両道のコツ」とは

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伊藤雅哉
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 プロ野球阪神に「異色」の選手が誕生した。育成ドラフト2位で指名された静岡大教育学部の奥山皓太外野手。静岡大からは初のプロ入りで、阪神が国立大の選手をドラフト指名したのも初めてだ。保健体育教員免許を取得予定の22歳に「文武両道のコツ」を聞いた。

 奥山は、2日に大阪市内であった新入団選手の発表会見で、初めて縦じまのユニホーム姿を披露した。育成選手なので背番号は3桁の128。「持ち味は脚力と肩の強さ。国立大出身の自分が結果を出すことで、同じ境遇の選手の夢、励みになればいい」。受け答えは理路整然としており、在阪テレビ局のアナウンサーの一人は「頭が良いし、声もいい」と評価した。目標の選手にはチームメートとなる同じ外野手の糸井を挙げた。

 甲府市出身で、高校も山梨県立の甲府西。甲子園には縁がなかった。当時は最速140キロの投手で、高3夏は山梨大会8強。大学では右ひじのけがに悩み、3年の途中から外野手に転向した。野手歴は短いが、球団は身体能力を評価した。186センチ、92キロの体格で、50メートル走5秒8、遠投120メートル。右打ちの大型打者になる可能性を秘めている。

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