店主は日替わり、シェア型古本屋 「三十路女の本棚」も

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小林太一
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 月500円を払って店の棚を借り、店番も交代で担う。そんな新しいスタイルの古書店が大阪・阿倍野にでき、評判を呼んでいる。自分が楽しんだ本を、人におすすめしよう――。そんな趣旨に賛同した出店者は100人以上。棚を思い思いに飾り、個性を競い合っている。

 大阪市阿倍野区の文の里商店街。アーケード街に面した通りから、温かな雰囲気の木製の棚が見える。看板には「日替わり店主の古本屋」とある。

 棚は38センチ四方に仕切られ、一つひとつが出店者のスペースだ。文庫本なら20~30冊ほど、単行本なら15冊ほどを並べられる。蜂の巣のイメージから、店名は「みつばち古書部」。

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 棚ごとにも屋号がある。子ど…

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