三重)100回目の企画展は「丹生の歴史と文化」

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中川史
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 三重県多気町の多気郷土資料館で、100回目となる企画展が開かれている。「丹生(にう)大師」の名で親しまれる地元の名刹(めいさつ)、神宮寺仁王門が修復されたことから、テーマを「神宮寺仁王門落慶記念 ふるさとの宝 丹生の歴史と文化」とした。15日まで。

 展示は、水銀で奈良時代から栄えた丹生地区についての資料と、江戸期に丹生まで約28キロに及んで造られた灌漑(かんがい)用水「立梅(たちばい)用水」、その事業に尽力した西村彦左衛門についての資料の主に2本立て。

 地名の丹生は、硫化水銀の鉱石や赤土の「丹(たん)」(辰砂(しんしゃ))が採れる土地を意味し、東大寺の大仏の金めっきにも丹生の水銀が使われたとされる。水銀によって繁栄した地元の歴史、文化にまつわる資料が並ぶ。

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