鳥取)緊張の馬具ならし 好奇心強いアナ、前向きに挑戦

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長崎緑子
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 北海道厚岸町の牧場から昨年6月に空山ポニー牧場(鳥取市越路大谷)にアナとピースがやってきて2度目の冬を迎える。

 ピース(2歳7カ月)より年上で、11月には子どもを乗せて歩く仕事をはじめてこなすまでになったアナ(3歳4カ月)。訓練を担当する阪本宜之さん(通称・タイタン、28歳)に、これまでに一番印象深い訓練を聞くと「ハミが緊張したかな」。

 手綱につながる鉄の金具であるハミは、敏感な口の中では完全に異物となる。ウマの口の中は、草を刈る前歯と奥で草をすりつぶす臼歯の間に空間があるので、うまくくわえさせればその空間にハミが収まる。乗馬において方向転換など一番強制力のある道具であり、それだけに最初に嫌な思いをして一生その気持ちを引きずらせたくない。タイタンは、アナの口の中でハミをモグモグさせてならすだけで2週間かけた。

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 では、ハミをつける前、ひき…

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